ご挨拶

東京都臨床整形外科医会(TCOA)ホームページをご覧いただきありがとうございます。

 令和4年5月26日の東京都臨床整形外科医会総会後の理事会において会長を拝命いたしました。創立50有余年の伝統ある会の舵取りという大役を仰せつかりまさに身が引き締まる思いでいっぱいであります。

 令和2年1月のダイヤモンドプリンセス号での集団感染に始まる新型コロナウイルスによるパンデミックは、現在ワクチンという武器を得て重症化を抑えることができるようになりましたが、いまだ東京では多くの感染者があり、コロナが蔓延しているなかでは学会活動に多くの制約が課せられ十分な活動ができない現状があります。しかしそのような状況下でもwithコロナと考え、3密(密集・密閉・密接)を避けできる限りの活動を行って参りたいと考えております。

 当会の会員の9割は開業医の方であり、診療だけでなく、経営、保険、人事などすべて一人で解決していかなくてはなりません。どうか当会の様々な行事にご参加いただき、ご自身の問題の解決に少しでもお役に立てていただければ幸いです。今後も学問的な研鑽の場である統合研修会、自賠や労災を含めた保険診療での疑問点に答える保険診療懇談会など各種の研修会をできるだけ対面形式で行ってまいります。また都民を対象とした公開講座も行う予定であります。

 我が国は超高齢化社会を迎えようとしており自分の足で歩ける健康寿命をできるだけ伸ばすことが国民の健康に重要であるばかりでなく社会保障費の削減に寄与するといわれております。運動器の健康は健康寿命の延伸に大いに寄与することから、運動器の専門家である整形外科医の役割はますます重要になると思います。会員の皆様方のご健勝とご発展を祈念するとともに、浅学非才な身ではございますが、様々な課題に真摯に向き合い取り組んでまいりますので、今後ともよろしくご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

東京都臨床整形外科医会

会長 森山 正敏